Project #08
「インテリジェンス経営」を兵庫から世界に向けて!国際動向の読み解ける 高度デジタル人材の育成

  • ✓環境や人権の多言語情報を見える化する日本発・世界初のクラウド型情報プラットフォーム「RuleWatcher」
  • ✓課題解決型事業創出に向け、DXツールで国際動向を自ら収集・解析し、その知見を活かして「インテリジェンス経営」ができる人材を育成
  • ✓神戸発「インテリジェンス経営」を目指し、世界をリードする人材の育成と組織づくり

TEDでプレゼンをする小田代表

会社紹介

オシンテックという社名には「オシント=オープン・ソース・インテリジェンス(公開情報)をテック=AIや人工知能のテクノロジーで有効活用し、あらゆる社会課題解決に役立ててほしい」という熱い思いが込められています。
同社の情報プラットフォーム「RuleWatcher(ルールウォッチャー)」は世界中の政府・国際機関等の約1000サイトから発出される200万件以上のデータによる最新情報を、人権や環境など14のテーマ別に日本語で一元的に可視化します。
「これだけ話すとIT系の会社だと思われるのですが、テック系の社員は半分くらいしかいない」というように、同社の強みは、700名近くの専門性の高いユーザーネットワークや、専門家との交流で得た知見をもとに、情報の価値や可能性を正しく紐解き、タグ付して提供できる「インテリジェンス」にある。
昨年からは、このインテリジェンスを自ら積極的に検索、事業運営に反映し「インテリジェンス経営」を実現する人材育成事業を開始、新たな事業の柱としています。

本事業のきっかけ

世界のトレンドが「社会課題解決」に大きく舵が切られる中、環境や社会の国際ルールの動向を読み解き、そのインテリジェンスを活かして事業を立案・運営してく発想は欠かせないと考えています。
しかし、日本社会全体を見ると、そういう発想が浸透しておらず、私たちが提唱する「インテリジェンス経営」の必要性を感じています。
更にWeb環境が整い一般の方でもビックデータなどの最新IT技術の活用が身近になる中、情報リテラシー不足にも大きな課題であると感じています。
そこで、「ルールウォッチャー」の教育用プログラムを開発し、世界中から知りたい情報を自ら探索し地域の課題解決に活用できる人材を育成とともに、兵庫県内の多く方にインテリジェンス経営の重要性を知ってもらいたいと考え、本事業に参加しました。

本事業の内容

本事業では、県内在住・勤務の方々に、当社の探求インテリジェンスセンターで行われている「探究インテリジェンスプログラム」の「国際動向」のコンテンツを提供し、ルールウォッチャーを活用しインテリジェンス経営を実現できる人材を育成します。
探究インテリジェンスセンターは、答えのない世界で、社会課題にどのようにアプローチしていくのかを考え、適切に情報収集をし、周囲の合意と協力のもとで実践していく人材を育てることを目的としています。
受講期間は6週間とし、期間中はルールウォッチャーのすべての機能を使用でき、自身の関心のある社会課題について探索することが可能です。
初回の受講者は毎週動画コンテンツを視聴した後、受講生全員でハンズオンやグループワークを行います。
レポートは、複数の講師からフィードバックがあるだけでなく、受講生同士で自由にコメント、ディスカッションを行います。
このサイクルを5週間続け、最後に受講者個人が国際情勢について関心のあるテーマをピックアップし、1か月近くかけてレポートにまとめます。
今回の実証実験は、受講者の方が、今後の経営や事業立ち上げをする上で、インテリジェンス経営の考え方を活かしていもらえるようなプログラムになっています。
卒業生の方には兵庫県から日本全国、そして世界に向けて、今回の学びを活かした事業を立案、実現してほしいと期待しています。

RuleWatcher
RuleWatcher

実証の成果

今回のプログラムには、会社規模や業界も様々、経営層から学生まで年齢層も異なる15名の方が参加。
幅広い層がインテリジェンス経営に興味を持っていることが分かりました。
発電関連の企業に勤務する受講者から受講後「県内で発電所を作る場所を選定する基準が見えてきた」とコメントがありプログラムの内容が活かされていることに成果を感じています。
また、受講者同士がオンラインで自主的に集まり自由に話せる朝活(毎週金曜日朝8時)が実施されており、様々な視点でテーマを捉えることができたり、悩みを共有したり雑談するなど、年齢も専門も異なるダイバーシティな環境で多くの学びを得たようです。
今回は本事業のために企画した国際動向に特化したプログラムですが、参加者からも好評で、今後は内容をさらにブラッシュアップして商品化し、一般の方に向けて展開していく予定です。

受講者とのやり取りの様子

将来のビジョン

これからの時代に求められる『インテリジェンス経営』というコンセプトを、港町として栄え情報発信地であった神戸・兵庫から、世界に向けて発信していきたい、と考えています。
そのためには、私たちの情報リテラシーを高め、インテリジェンスを地域課題や社会問題に活用できる人材の育成が不可欠です。
そして何よりインテリジェンスが地域課題の解決に役立てられた実績を作ることが必要です。
今回の事業で個人向けプログラムの有効性を検証できたので、次のステップとして、プログラムを浸透させてくれる人材の育成や組織づくりを考えています。
例えばコワーキングスペースにインテリジェンス経営の専門家を配置し、新規事業を立ち上げるベンチャー経営者に支援できるような体制を整えていくなど、これからもインテリジェンス経営の浸透に向け取り組んでいきたいと思います。

photo:大亀京助

<会社プロフィール>
株式会社オシンテック

●事業内容
・クラウド型情報プラットフォームRuleWatcher の提供
・国際ルールトレンドに関わるアドバイザリー業務
・探究インテリジェンスセンターの運営
・講義・研修の実施
・プロジェクトマネジメントサービス

●HP
https://www.osintech.net/