——FunMakeの今後の展望についてはどのように考えていますか?

市位 クリエイター経済圏の構築を加速させたいと思っています。パブリックリレーションズによって地域にスポットライトが当たれば、その場所に行く人が増えて、関係人口ができる。地域の経済的な潤いにつながるわけです。そんなところに弊社が寄与できるようにさまざまな地域をPRしていく仕事をさらに増やしていきたいと考えています。

鉄道会社を例にすると、沿線の情報発信が活発に行われれば沿線が注目され関係人口が増えてきます。沿線のブランドが確立してくると、住む人が増え、税収も上がるので病院や学校などインフラが整っていきます。そうして生き生きと暮らす人が増えて、健康寿命も伸びていく。

私の仮説ですが、そんな動きがつくれたらいいと思っています。だからこそ、地域の情報発信をする仕組みづくりは非常に重要だと思っています。

——地域のPRや価値向上の手段として、YouTubeにはまだまだ可能性がありますね。

市位 YouTubeは視聴者にとって身近な人をつくりだすことができます。YouTuberというのは特定の人だけができるものではなく、地元の人たちがインフルエンサーとして活躍することだってできるわけです。こうした地域の方たちがインフルエンサーとして活躍するようになると、地元にスポットライトが当たり輝く地域をつくっていけると思っています。

一体どんなネタが面白いのかがわからないというクライアントさんは多いので、YouTubeの世界観で、地域の価値を向上させるために丁寧にサポートしていきたいですね。

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市位さんは、大阪市会議員も務めた経験や起業経験などから官民の立場や役割を熟知しているという強みがあり、それぞれの課題を解決に導くプロセスやクリエイターの活かし方が秀逸で、非常に説得力があります。誰もが挑戦できるYouTubeですが、一方でコンテンツ作りの大変さや継続していく難しさもあってなかなか踏み出せない行政や企業も少なくありません。FunMakeは、ソーシャルメディアの活用に躊躇する人たちの背中を後押ししてくれる頼もしい存在です。

同社が今回の事業を通して、クリエイターというつくり手のイロハやソーシャルメディアの価値を届けたことで、きっと兵庫県各地で魅力発信ができる人が増えていくことでしょう。

text:Asuka Kusano photo:冨樫実和(だしフォト)

<会社プロフィール>
株式会社FunMake

●住所
〒530-0011
大阪府大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪北館7階K708

●事業内容
・インフルエンサーマネジメント事業
・インフルエンサー広告事業
・マーケティングコンサルティング事業
・地域創生・地域活性化事業
・動画チャンネル運営事業
・動画マーケティング(映像制作)
・WEB制作事業
・アプリ開発事業

●HP
https://funmake.net/